先日能登半島で大地震があった。去年のゴールデンウィークにちょうど行ったところだった。
そのとき、輪島でキャンプ場で長野のグラフィックデザイナーの人と知り合って、面白い話を聞かせてもらった。中国、インドなどアジア放浪の話、手塚治虫の話、生き物の不思議の話など。なるほどと思ったのが、生命の起源の話で、論理的に考えていくと、有性生殖であるか無性生殖を問わず生き物には必ずそれを産んだ親がいて、親の親の親の・・・とどんどん辿って行くと、植物プランクトンからクジラまで結局1つの共通の親に辿り着くはずである。そして、例えばイチゴなんかはつるが伸びて根を生やし、そのつるを途中で切るとそれぞれは別の命として生きることができる。イモなんかも根っこがぽこぽこ分かれて新しい命になる。そうした場合にどこからどこまでが一つの命なのかということが分からなくなる。もしかすると、我々生き物は、一つの大きな命を共有しているのかもしれない、という話。
あ、地震がいよいよ来るかもしれないから備えよう、と書こうと思ったのに、つい話が逸れてしまった。
[過去の日記]